酸素カプセルってどうなの?
酸素を体にどう行き渡らせる?
酸素カプセルには、酸素の「質」を変える働きがあります。高気圧と高濃度酸素によって、体のすみずみにまで酸素を行きわたらせることができるのですが、その仕組みとはどんなものなのでしょうか?


1. 問題点 結合型酸素では、毛細血管まで酸素は行き渡りません
2. 方法 高気圧・高濃度酸素で、体内の「溶解型酸素」を増やします。
3. 解決 溶解型酸素が増えれば、酸素は毛細血管のすみずみにまで行き届きます

1.問題点 結合型酸素では、毛細血管まで酸素は行き渡りません。
血液中に含まれる赤血球には、ヘモグロビンという酸素を運ぶ物質があり、このヘモグロビンと結びついた酸素を「結合型酸素」といいます。これとは別に、きわめて少量ですが、血液に溶け込んだ「溶解型酸素」といわれる酸素があります。私たちの体内には、「結合型酸素」「溶解型酸素」の2種類がありますが、通常の肺呼吸では結合型酸素を増やすことしかできません。しかし、体内の毛細血管は7ミクロンほどの細さで、10ミクロンを超える大きさの赤血球では、末端の細胞まで酸素を届けることができないのです。さらに、コレステロールなどの汚れで血管が細くなっていたり、赤血球どうしがくっついてしまうと、血流がいっそう悪化して酸素不足をまねき、老化、痴呆をはじめ、さまざまな病気の原因になるともいわれています。
2.方法 高気圧・高濃度酸素で、体内の「溶解型酸素」を増やします。
ビールやコーラの泡は、圧力を加えることにより炭酸ガスを液体中に溶かし込んだものです。圧を加えることによって、酸素も同様に、血液やリンパ液などの体液に溶け込ませることができます。これが、溶解型酸素です。溶解型酸素は、結合型酸素が通れなかった毛細血管にも入り込むことができます。また、血管が詰まってもリンパ液などの体液に溶け込み、血管とは別ルートを通って細胞に届きます。高気圧・高濃度酸素を用いるタイプの酸素カプセルは、溶解型酸素を増やす働きがあるとされます。そのため、全身の細胞に十分に酸素が供給され、細胞をイキイキとさせることができると考えられています。高気圧酸素だけ、あるいは高濃度酸素だけでは、溶解型酸素を十分に増やすことはできません。
通常気圧の血液中酸素 酸素濃度と気圧を上げると
通常気圧・通常濃度では赤血球(ヘモグロビン)と結合した結合酸素のみとなります。高気圧・高濃度酸素カプセルは、血液中の溶解酸素を増やし、美肌効果や運動効果を高める効果が非常に大きくなります。
酸素気圧・濃度を上げると赤血球のヘモグロビンと酸素が結合するだけでなく、溶解酸素が増えることにより、毛細血管(2〜7ミクロン)の先端まで酸素が運ばれどんな隙間でも自由に入って行け、細胞活性化を活発にします。
3.解決 溶解型酸素が増えれば酸素は毛細血管のすみずみにまで行き届きます。
高気圧と高濃度酸素を使用するタイプの酸素カプセルは、高気圧と高濃度酸素の相乗効果で、横になっているだけで、全身に酸素をたっぷり取り込ませることのできるシステムです。心臓は、血液を全身に送り出す、いわばポンプの役割を果たしています。酸素カプセルに入って圧を上げると、このポンプの力が、普通に生活しているときに比べ約2倍になり、それだけ強く血液が毛細血管を押し進むことになります。また、圧を上げることで酸素が血液や体液に溶け込み、溶解型酸素となって末端の細胞にまで酸素を供給できます。特別な運動や呼吸法を身につけなくても、1回約1時間のセラピーで簡単に酸素を全身に行き渡らせることが可能となります。もちろん、薬などを用いることがないので、副作用の心配もまったくありません。
通常気圧の血液中酸素
通常の肺呼吸では結合型しか酸素を運べません。肺や腎臓、肝臓、皮膚は毛細血管の固まりでヘモグロビンの大きさより細いため、結合型酸素だけでは血流が悪くなりやすい。
通常気圧の血液中酸素
悪い食生活や不摂生が続いたりすると、コレステロールなどの汚れで血管が細くなったり、赤血球どうしがくっつき合ったりして、血流が悪くなり酸素不足を起こし、老化、ぼけ、万病の原因になると言われています。
酸素濃度と気圧を上げると
酸素気圧・濃度を上げると酸素がガス化して血液、体液の中に溶け込み、溶解型酸素が増えます。溶解型酸素は血管が詰まっていても、体液などの別ルートを通って酸素を運ぶことができます。これにより酸素不足に陥った全身の細胞に十分酸素を供給し、若返りを促進します。